カテゴリー:エッセー
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2024年1月1日|エッセイ
2024年。さて、今年は何をしようか。春には今の仕事を卒業する予定だ。 それに伴い、これまで器用貧乏のようにさまざまな趣味を少しずつかじってきたが、時間的な余裕が出来るのでそれらの趣味をより楽しみたい。もちろんイ…詳細を見る -
リンゴの履歴書(ショート・エッセイ)
いま、ぼくの目の前には、赤く色づいた一個のリンゴがある。 リンゴは好きな果物で、時々スーパー・マーケットなどで目につくと買ってくる。 今日も一個だけ買ってきた。 もちろん食べるために買ってきたのだが、その色やかたち、果…詳細を見る -
スケートリンクは家の前
子供の頃、夏が終わると急に寂しくなった。 それは、草花や昆虫たちとしばしのお別れをしなくてはならなかったからだ。 ただ、短くつまらない秋を我慢すれば、その先には北国ならではの楽しみが待っていた。 大人になったいまは、寒…詳細を見る -
街なかのオアシス・秋(エッセイ)
『街なかのオアシス・秋』 秋は街の情景に彩りを加えてくれる。 木々の葉は緑色ばかりだったものが、黄色になるもの、茶色に変わるもの、そして赤く染まるものなど様々に変化する。 思わず足を止めてカメラに納めたくなる美しさだ。 …詳細を見る -
下宿屋のピンク電話(エッセイ)
僕は高校3年生、そして浪人生だった一年間の合わせて二年間を下宿で過ごした。 「大黒館」という名前のとおり、木造の古い屋敷のような佇まいの下宿だった。 1階と2階合わせて10部屋ほどはあったろうか。 僕の部屋は2階の階段脇…詳細を見る -
色彩の壁(ショート・エッセイ)
北国の秋は、美しく、そしてはかない季節だ。夏を乗り切った木々たちが、競い合うように身にまとった葉を色づかせる。街中が束の間、美術館のように色彩で溢れる。ただ、それは散りゆく前の挨拶のようにも思える。長い冬を迎えるにあた…詳細を見る -
高層マンションと昼月と飛行機雲
駅前に高層マンションが1棟だけある。周辺にはショッピグセンターや中層マンション、戸建ての家が立ち並んでいる。ひときわ目を引くその高層マンションの威圧感は、かなりの年月が経過して薄れた印象がある。以前は、時々その高さを確…詳細を見る -
Spotify(スポティファイ)をそばに置いておく(エッセイ)
Spotifyという音楽サービスがある。 数年前から僕はほぼ毎日使っている。 配信曲数は邦楽・洋楽併せて5,000万曲以上あるらしい。 アプリをインストールしてアカウント登録すると、すぐに聴くことができる。 無料のSpo…詳細を見る -
北大のキャンパスを自転車に乗って
晴れた日に折りたたみ自転車を車のトランクに載せて北海道大学のキャンパスへ向かう。僕とは縁もゆかりもない大学だが、たまに広い構内を自転車で走らせていただく。とくに規制はなく、だれでも立ち入って良いことになっている。休日に…詳細を見る